
英会話の機会が来たら…
いざ英会話に備えようとしても、「何から準備したらいいんだろう?」と迷う方も多いと思います。
今回は、英会話を始める前に用意しておくと安心な内容をまとめてみます。
前回の記事「#023 英語を話すのが怖いのは、勇気がないから?」では、英会話には準備が必要なことに言及しました。
今回は、予測可能な場面の一例として、「自己紹介」を想定し、そこに必要な準備を考えていきたいと思います。
英会話の準備3つ
英会話の準備は、「語彙の本を1冊終わらせて、文法を全部勉強してから…」ではなく、まずは内容・逃げ道・心構えの3つを整えることから始めるのがおすすめです。
①話す内容を準備する
まずは基本の自己紹介。
自己紹介の内容は、英会話レッスンでも初対面の相手でも、ほぼ必ず使いますので、準備しておいて損はないと思います。
最低限、次のようなことを話せるようにしておくと安心です。
- 名前
- 出身地、現在住んでいるところ
- 家族構成(例:兄弟・姉妹・子どもなど)
- 職業
- 趣味や好きなこと
- 英語をどのぐらい勉強しているのか、なぜ英語を勉強しているのか
それぞれの内容はシンプルで構いませんが、準備したセンテンスはAIと辞書の両方でチェックをしておくことを強くおすすめします。
英会話集等から表現を借りてくるのも良いと思います。
「長く話さなきゃ」と思わず、自分が覚えられる範囲で、短い文を作っておくのがおすすめです。
②答えられない時用のフレーズ
会話の中では、当然わからない時や聞き取れない時も出てきます。
そんな時に使える「逃げ道」をいくつか用意しておくと安心です。
- I’m sorry, I didn’t catch that.(すみません、聞き取れませんでした)
- Could you say that again?(もう一度言っていただけますか)
- Could you speak more slowly?(ゆっくり話していただけますか)
- Could you write that down?(書いていただけますか)
- Actually, I have to go now.(実は、もう行かなくてはなりません)
こういった表現は「丁寧さの度合い」によって、様々なバリエーションがありますので、状況やお好みで選んだり、探したりしてみてください。
こういうフレーズは、覚えておくだけで心理的な安心感が生まれます。
③心構えを整えておく
実は、英会話で意外と大事なのが「心構え」です。
態度や雰囲気は印象を左右します。
- うなずきすぎない
日本語の「相づち」の感覚でうなずき続けると、相手が「わかってるんだな」と思って先に進んでしまうことがあります。 - 堂々とする
日本人の照れくさそうな態度から察してもらえたりしないので、割り切って堂々としましょう。 - 愛想笑いしない
笑顔は良いですが、わからない時は笑ってごまかさず、ちゃんと「聞き取れませんでした」と伝えましょう。 - 謝らない
基本的に「ソーリー」はあまり使わない方が相手が戸惑いません(上記の表現では「聞き返す時」なので、使用するのが自然)。日本語の「すみません」は、割と「サンキュー」の場面だったりすることが多いです。 - 卑屈な表現を避ける
自虐的な冗談や身内を下げる話は、英語圏ではあまり好まれないことがあります。この機会に自分も身内も褒めちゃいましょう! - 筆談OK
リスニングがうまくいかず会話が進まない時は、単語を書いてもらっても構いません。スマホでも良いですが、画面が小さいので紙とペンがあると便利です。 - 楽しむ
それまで十分準備していたのですから、本番は楽しんでくださいね。
備えあれば憂いなし
このように「話す前の準備」がしっかりできていると、怖さや緊張もかなり減るのではないでしょうか?
備えあれば憂いなしの精神で、英会話のチャンスをぜひ楽しんでください!